今さら聞けない年末調整入門編
こんにちは、伊万里オフィス業務4課の山下です。
8月後半となり、早いもので今年も残り約4ヶ月となりました。
この調子だと、年末もあっという間にくるような気がします。
年末といえば、年末調整ですよね。(私たち税務スタッフだけ?)
今回は、年末調整とは何なのか・・・ということをお話しします。
給与明細を見ていただくと、給与から“所得税”という税金が天引き
(控除)されています。
毎月の給与から控除される所得税は、あくまで概算の金額です。
1年間の給与が確定した後に、1年間の所得税を計算しますので、
概算で先に支払った所得税の方が多ければ、差額が還付(所得税が戻ってくる)、
少なければ徴収する(追加で所得税を払う)ことになります。
この所得税の過不足を調整する作業を年末調整といいます。
同じ給与だから所得税も同じ、というわけではありません。
扶養家族がいるかどうかなど(所得控除)で、所得税の金額は変わってきます。
年末調整の時に、扶養控除等申告書などの書類を、給与の支払い者へ提出しますが、
その書類をもとに所得控除の計算をします。
1年に1度見る(書く)書類ですので、全く馴染みがないと思いますが、
所得税の計算をする上で、とても重要な書類になります。
令和2年分からは、ひとり親や、介護・子育て世代での控除が変わってきますので、
扶養控除等申告書などには、ご自身で、正しく、もれなく記入していただくことが、
正しい所得税の計算につながります。
(控除の記入忘れで、その分多く税金を払っていた!ということがありませんように・・・。)
暑い日が続きます。コロナと熱中症にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。