電卓を使えない簿記!

こんにちは。佐賀中央オフィスの浅尾です。梅雨まっただ中、夏が待ち遠しいと思う今日このごろです。

 

さて、私のアップパートナーズ入社以前の経験より、教育に纏わるお話をしたいと思います。

 

大学入試センター試験が大学入学共通テストに名称が変わりましたが、数学の試験科目に「簿記・会計」があることをご存知ですか?商業科のある高校に通う生徒が大学入試を受ける際に選択する科目です。記念受験した方も多いですよね。

 

でも、普通科の高校生が受験する数学ⅡBとかいうドイヒーな殺人科目を受けなくても大学入試が受けられるシステムは素晴らしいですね。今年から中央オフィスの新メンバー田口くんもセンターで結構頑張ったと教えてくれました。

 

ただこの科目のナゾなところは、電卓持ち込み禁止なんです・・・日商簿記とかは平気で持ち込んでガンガン計算するのに。実際何年か前に、民間の簿記試験と同じように電卓を持ち込んだ高校生がセンター試験を失格になったそうです。

 

持ち込み不可の理由かどうかわかりませんが、試験では暗算or筆算できるレベルしか計算が出ません。学問的な簿記?という位置づけなのでしょうか・・・

 

しかもこの科目、あと3年で共通テストからなくなる見通しです。受験者が48万人もいる中で簿記を受ける人は約1,300人に留まり、経費のスリム化のためだとか。商業科の学生さんが入試で実力を発揮できなくなくなるのは残念に感じます。

 

今後は英検が英語の入試の加点対象になっているように民間資格の簿記試験が重要になっていくようです。日々の努力はその人の力になって勉強や仕事に生かされていきますが、やはり資格を取得するという誰にでも分かる形も必要ですね。