飲食店の経営者の方へ

こんにちは。佐賀伊万里オフィスの大庭です。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

現在、コロナウイルスの影響で、飲食店は厳しい状況にあります。

コロナの借入で、十分な運転資金を確保できたとしても、先行きに不安を感じていらっしゃる経営者の方も多いと思います。

目先の利益にこだわらず、1年後、2年後を見据えて、経営計画を作成することをおすすめ致します。

まずは、売上を上げること、経費を削減すること、補助金、助成金を活用すること、この3点を考えてみましょう。

 

1, 売上を上げる

まず最優先で取り組むべきことは、売上を上げることだと思います。

店内での売上確保が厳しい中、テイクアウトを強化することも重要です。

そのためには、テイクアウトのメニューを作って、顧客が満足できる内容か、を考えてみましょう。

売上は『客単価×客数』で決まります。

現状コロナ禍の中、客単価を上げることは難しいと思います。客数を増やすこと、を心がけましょう。

客数を増やすためには、クーポン券等の配布を行うことを考えてみましょう。

2,経費を削減する

次に自社の経費を見直してみましょう。

一般的には、飲食店の場合、販売費及び一般管理費の項目の中で、

人件費、水道光熱費、地代家賃が大きな割合を占めると思います。

まずは、自社の人件費率を見直してみましょう。

売上に対しての人件費の割合は、約30%が目安となります。

30%を超えている場合は、正社員の人員削減、アルバイトの勤務時間の短縮等ができないか、検討してみましょう。

過度な人件費削減は逆効果です。料理の提供が遅くなれば、顧客満足度も低下しますので、注意が必要です。

次に、水道光熱費です。

今、第2電力が普及してきており、電力会社を切り替えることで、電気代が削減できる場合があります。

弊社でも提携している電力会社がありますので、担当のスタッフへ相談されることをおすすめいたします。

最後に地代家賃を見直してみましょう。

売上が0円でも家賃は固定でかかります。

借りている以上、支払は必要だと思いますが、家賃の減額交渉ができる場合があります。

大家さんに相談されることも1つの手です。

ちなみに、広告宣伝費の削減は禁物です。

広告宣伝活動を強化することで売上があがるケースが多いためです。

3, 補助金、助成金の活用

現在、県や市からコロナ関連の補助金の情報が随時更新されていますので、チェックしてみましょう。

佐賀県の場合、緊急事態宣言中に時短要請に応じた店舗に対して支給される「てん

緊急事態宣言中に、給付要件を満たした事業者の方に協力金が支給されます。

また雇用調整助成金等を活用することで、人件費を削減されている事業者も多くあります。

商工会議所等で申請の受付もされているようですので、相談をされてみてはいかがでしょうか。

以上、少しでも皆様のお役に立てればという思いで、書かせていただきました。

今後ともよろしくお願いします。