伊万里・有田の名所、名産紹介

皆さんこんにちは、伊万里オフィス所長の溝口です。

出身地は佐世保なのですが、入社以前から伊万里は隣町の様な感覚でよく訪れていました。

そして入社してこの12月でちょうど10年が経ちました。

今回はそんな私が大好きな伊万里・有田の名所、名産をご紹介します。

伊万里、有田から連想されるものと言えば、伊万里焼、有田焼。言わずと知れた陶磁器の名産地です。毎年ゴールデンウィークに開催される有田陶磁器祭りは多くの観光客で賑わいます。歴史を感じる街並みに、多くの買い物客がごったがいし、値段交渉を楽しむ。その独特の雰囲気が面白い。普段は静かな有田の街もこの期間は溢れんばかりの人で通りが埋め尽くされます。

この賑やかさに対し、伊万里市大川内山には静けさが漂う伊万里焼の里があります。

日本で最初に磁器を完成させた鍋島藩は、より高い品質と技法を維持するために「藩窯」を組織し、この藩窯を有田から大川内山に移し、その技術の漏えいを防いだそうです。当時の関所も再現してあります。狭い谷間に窯元が軒を連ね、大きな奇岩がそびえる雰囲気は山水画の様です。夏には、伊万里焼で作った風鈴が涼しげな音色を響かせる、風鈴祭りが開催されています。夏の涼を求めるにはお勧めの場所です。また、谷間に沿った街並みの中腹に大きな銀杏の木がそびえており、紅葉の季節もお勧めです。

紅葉と言えば、有田町にある竜門ダム。11月中旬頃が見頃だったようです。黒髪山の麓に位置するこの竜門ダム。竜門峡と呼ばれ、紅葉狩りスポットです。また、日本名水百選に選ばれた岩清水でも有名です。近隣には、この岩清水で淹れた美味しいコーヒーを愉しめるお店や、名水で育った鯉を食べることができるお店もあります。名水で育った鯉の洗いは格別です。

格別と言えば、忘れてはいけないのが伊万里牛でしょう。最近はテレビでも取り上げられ、知名度も上がった伊万里牛。市内各所に伊万里牛を提供する飲食店が並びます。佐賀牛と伊万里牛の違いは、ウィキペディアによるとJAさが管内かJA伊万里管内なのかの違いのようです。いずれにしても、日本食肉格付協会の格付けを用いた呼称制限では仙台牛に次ぐ厳しい審査基準を満たした牛ということで、その美味しさは折り紙つきということでしょう。そして伊万里牛のお口直しには、梨、葡萄、いちご。伊万里は果物の名産地でもあります。

伊万里、有田地区は多くの自然に囲まれ、美味しい食にも恵まれ、名所もたくさん、見どころ満載です。

コロナ禍が収まって、以前の様に地域の名所が賑わう日常に早く戻って欲しいと願うばかりです。